ヘタフェがレアル・ソシエダードのナイジェリア代表FWサディク(27)に再び興味を示していると24日、スペイン紙アスが報じた。
同紙によると、スペインリーグで降格圏一歩手前の17位と苦戦しているヘタフェは後半戦で巻き返しを図るため、今冬の移籍市場でセンターフォワードの補強を考えているという。そんな中、Rソシエダードで出場時間をあまり得られていないサディクを期限付き移籍で獲得することを考えているとのことだ。
ヘタフェは以前よりサディクを獲得候補に挙げており、Rソシエダードと今夏交渉したものの、選手本人に退団の意思がなく移籍は実現しなかった。しかし今、状況は大きく変化した。サディクは思うような出番を得られていないため退団を希望しており、Rソシエダードもオファーがあれば拒否するつもりはないという。
しかし、ヘタフェは現在、サラリーキャップ(選手の契約年数に合わせて分割された移籍金や選手年俸などの限度額)の上限を超えているという大きな問題を抱えているため、サディクを獲得するためにはまず、選手を放出する必要がある。
サディクは今季ここまでスペインリーグ7試合(先発2試合)、224分出場しているが、得点、アシストともに1度も記録していない。(高橋智行通信員)