西武の是沢涼輔捕手(24)が24日、練習中にアクシデントに見舞われた。
クリスマスイブ、この世に神はいないのか-。それはマシンを使っての打撃練習中の悲劇だった。
「ああっ!!」
室内練習場に悲鳴が響く。ケガ!? しかし是沢の顔は笑っている。正確に表現するならば苦笑い。
自身の正面に置いていたiPadにファウルが当たり、画面が割れていた。
「低めのボールを打とうとか見逃そうと迷って、グッてやったら…」
隣のケージで打っていた中村剛也内野手(41)は直撃の瞬間に「壊した?」と目を見開き「そんな中途半端なバッティングするからや。自業自得や」とバッサリ切っていた。
球団支給のタブレットもあるものの「最新型も使ってみたくて」と約1週間前にオンラインで自費購入。「これ、直るんですかね…」とまずは保証書を見直す方針のようだが「迷いはダメですね。いいプレゼントになりました。飾ります」と短いお付き合いになった可能性もある。
育成契約での2年目を終えた、愛称“火縄銃”。寮生で朝晩問わず室内練習場やトレーニング場で姿を見かけることで知られる。そんなチーム屈指の努力家に訪れた、まさかまさかのイブ。「サンタさん、待ってます…」と聖夜に備えた。【金子真仁】