オリックス紅林弘太郎内野手(22)が、来季フルイニング出場を目指す。6日に右足楔状(けつじょう)骨骨片摘出手術を受けた紅林は18日、大阪・舞洲の球団施設でランニングメニューを再開。前日に抜糸したばかりだが、早速室内練習場で体を動かした。「(練習再開は想定より)めちゃめちゃ早いですね。(痛みは)全くないです。」と笑顔を見せた。予定より1週間ほど早かったという。「こんなにできちゃうの? という感じですね。この体に生んでくれた親に本当に感謝したい」。
今後はダッシュやバッティング、下半身のウエートなどを計画的にやっていく。もちろん、2月1日には万全の形でキャンプインするつもりだ。
そして、来季狙うのは遊撃手としてのフルイニング出場。オリックスでは、2リーグ以降、遊撃手のフルイニング出場はおらず、12球団でも18年の西武・源田、広島・田中以来出ていない。遊撃手は激務で、達成者は多くないが「やっぱり1回経験してみたいです。レギュラーと言われる人たちは(フルに)出てきたと思うので、やってみたい」と意気込む。
シーズンの103、4キロから落ち、体重は現在98、99キロ。「シーズンで増えるので今がまんして。年末年始はカニをいっぱい食べたい」と笑った。