サッカー女子日本代表なでしこジャパンのニルス・ニールセン新監督(53)が18日、都内で就任会見に臨んだ。デンマークやスイスの女子A代表監督を歴任したデンマーク人。今夏のパリオリンピック(五輪)後に不在となっていたポストがようやく埋まった。
なでしこ史上初の外国人監督は「本当にうれしく思いましたし、これだけの業績を持った素晴らしいチームの一員になれることは光栄なことです」と決意を示した。
2011年のFIFA女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会や12年のロンドン五輪などでの日本の躍進から指導者として大いに刺激を受けたという。「JFAからオファーをうけて光栄に思ったのと当時に、まさに自分がやりたかったことだと思った。これまで歴代監督が作りあげてきたものに、さらに私が積み上げるチャンスをいただけたことは監督冥利(みょうり)に尽きる」と日本代表監督への意欲をみせた。
11年の世界一から13年が経過した。27年のFIFA女子ワールドカップ(W杯)ブラジル大会、翌28年ロサンゼルス五輪での世界一を目指す。「世界のトップに返り咲くことを目指している。それだけのタレントがそろっているので、可能だと思います」と太鼓判を押した「ハードワークし、献身性を持って実現したい」と力を込めた。