阪神石井大智投手(27)が「ウマ並み」の強靱(きょうじん)な尻を作り上げる。15日は京都競馬場で行われた朝日杯FSのトークショーに出演。人生で初めて競馬場に足を踏み入れ、間近で歩く筋骨隆々な競走馬たちに熱視線を送った。
「あんな近くで見ることはなかった。『でかいな』と思って見ていましたね」
チーム随一の筋トレ好きで知られる右腕。特に驚いたのが尻の筋肉だった。トークショーでも「素晴らしいなと。欲しいなと思って見ていました」と感動を明かした。投手にとっても大切な下半身。特に尻は石井も重視する部位だ。チーム内で素晴らしい尻の持ち主を問われると「僕じゃないですか?(笑い)」と尻ではなく胸を張った。
「お尻にしっかり(力が)入っていなかったら、腰とかいろいろなところをケガすることがある。可動域が出ていなかったら股関節の動きもあまり良くないですし。すごく大事にしています」
シーズン1年間を戦い抜く上でも「下半身は大事」と強調。現在も臀部(でんぶ)に刺激を加えるトレーニングは「マストで」継続している。来季目標の2年連続50試合登板へ、目指すは馬並みの強い体だ。競馬場での新たな発見を、今後の自分につなげていく。【波部俊之介】