日本ハムの試合中やイベントで「きつねダンス」「ジンギスカンダンス」「わちゅごなダンス」などを踊り人気の球団公式チアリーダー「ファイターズガール」の25年新メンバーオーディションが15日、北海道内でスタートした。
10月28日~11月25日に募集し、応募総数258通の中から、第一次書類審査通過者が、この日の第二次審査に臨んだ。
午前10時半から受け付けが始まり、それぞれ体を動かしウオーミングアップ。銀色の壁に向かって自身のポーズや動きを確認する参加者も。緊迫したムードの中、午前11時から第二次審査の説明。同10分ごろからグループに分かれ、課題曲ダンスによる審査がスタートした。
◇ ◇ ◇
参加者は51人。二次審査は2~3人ごとに会場に入る。「よろしくお願いします!」。最初のあいさつから勝負は始まっている。5人の審査員の指示に従い、ピンクのポンポンを手に取ると、課題曲に合わせ約1分間のダンスを2度踊る。足先までピンと伸ばし、笑顔を振りまいてのアピール合戦が繰り広げられた。
終了後は「ありがとうございました!」と再び元気にあいさつをして会場を出るが、緊張してつまずいてしまう参加者も。午後0時20分ごろ、第二次審査が終わった。
午後0時45分、最終第三次審査に進める28人が呼び出された。第二次審査の51人から、約半分まで絞り込まれた。同審査の合格倍率は1・82倍。突破できなかった23人は、ここで会場を後にした。
午後1時半からの最終第三次審査は自由演技と面接。自由演技では1人約1分程度与えられ、各自が得意なパフォーマンスを披露した。ムーンウオークや韓国語でのあいさつ、クラリネットでの「ファイターズ讃歌」演奏、シマエナガと羊のサフォーク種をモチーフにした自作の「ファイターズガール期間限定衣装」を着用して自己PRする参加者もいた。
中には、落語の「寿限無(じゅげむ)」の一部分を披露し、審査員を「お~~」とうならせる猛者も登場。ユニークなアピールが相次ぎ、ファイターズガール風のアナウンスを日本語、英語、中国語でした後に、大谷翔平の投打のものまねを続けるという“五刀流”や、バドミントンのシャトルを打ち上げながら、自分の名前を10回連呼する“バドガール”もいた。
終盤には、料理好きで、日本ハム製品を用いて自らつくった“キャラ弁”を披露するという、独特なPRをする女性も出てきた。
最終審査は午後4時40分過ぎに終了。午後5時5分から最終合格者7人が発表された。
◇ ◇ ◇
応募資格は以下の通り。<1>満18歳以上の女性(2025年4月2日時点、学生可、高校生不可=25年3月卒業見込みは可)
<2>日本ハムファイターズ25年シーズン中の公式戦主催試合、スタジアムツアー、イベントを含む全活動に参加できる
<3>ファイターズガールの活動を最優先できる
<4>25年1~3月のレッスンおよびリハーサル(週2回予定)、シーズン中の定期レッスンに参加できる
<5>北海道での活動が可能
<6>日本ハムファイターズを応援する気持ちがある