楽天早川隆久投手(26)が、来年の春季キャンプ直前に米国自主トレを敢行する。1月後半にフロリダ州にある「クレッシー・スポーツ・パフォーマンス」に単身で10日間ほど訪れる予定。4年目の今季、自己最多&チームトップタイの11勝を挙げた左腕は「フォームの効率を上げたい」と、さらなる進化に向けて貪欲だ。
早大の先輩で元ソフトバンク和田毅氏が長崎で主催する自主トレにも例年どおり参加し、1年間戦うための土台を築いた上で渡米する計画だ。1月後半にしたのは「体がある程度、出来上がった状態で行きたかった」のが理由。「プレミア(12)もあったので、オフシーズンが短いというのもあってスロースタートにしたい。そういう面も含めてアメリカでがっつりやってからキャンプに入れればと思う」と狙いを明かした。
米国で拠点にする施設は、マーリンズの本拠地ローンデポパークまで車で1時間強の距離にある。「マイアミなのでマーリンズの球場がありますし、そういうメジャーの施設も見に行って、いろんな刺激も受けられたらと思う」。同球場は23年WBCで侍ジャパンが世界一に輝いた地。験のいい場所を訪れ、来季の飛躍につなげる。【山田愛斗】