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【西武】羽田慎之介、自転車で15分…実家通いで自主トレ「1人で住もうかなと」1人暮らしへ準備


西武ライオンズの羽田慎之介投手(20歳)は、埼玉・所沢の球団施設で自主トレを続けている。実家から自転車で通い、久々の実家暮らしを楽しみつつ、今後は1人暮らしを検討している。羽田投手は、若獅子寮を退寮し、実家で練習の快適さを再確認。プロとしてのキャリアは始まったばかりで、今季は初登板・初勝利を達成したが、さらなる成長を目指している。来年1月には、平良海馬投手と共に沖縄・石垣島での自主トレに参加し、さらに技術と知識を磨く計画だ。一流選手からの刺激を受け、新シーズンに向けて新居探しを進める。

球団施設で自主トレを行う西武の羽田慎之介投手(撮影・平山連)

西武羽田慎之介投手(20)が14日、実家通いで自主トレに励んでいることを明かした。埼玉・所沢の球団施設で取材に応じ、今オフから若獅子寮を退寮し、自転車で15分のところにある実家から通っていることを報告した。「実家の力を借りようと思ってますけど、(今後は)1人で住もうかなと」と1人暮らしのための家探しをしている。

生まれも育ちも埼玉・所沢。八王子学園八王子から21年ドラフト4位で入団し、若獅子寮に入寮する際には「正直、近すぎるので、あんまり環境が変わる感覚はない。思ったより実感が湧かない」と話していた。 あれから3年。ついに1人暮らしを決めた。それまではしばらく実家に戻り、両親と食事に出かけるなど親孝行にいそしむ。久々の実家暮らしを通じて「いつも練習できるので、寮はすごい快適」と改めて実感した。「(実家は)もうちょい時間を細かく設定しないと、動きづらいかもしれない」とオンとオフを使い分けることを心がけた。

高卒3年目の今季はプロ初登板&プロ初勝利を飾り、今季9試合の登板で1勝3敗、防御率2・76。初勝利を飾ったことは「周りの人が『おめでとう』と言ってくれるのですごくうれしかったですし、周りの人が少しでも喜んでくれてるならすごい価値ある1勝だったなと思います」と振り返るが、見据える先ははるかかなたにある。「自分の力を考えた時に、まだまだこんなところじゃない」と平然と言ってのける姿に、“和製ランディ・ジョンソン”とも称される20歳のプライドがにじんだ。

来年の1月には平良海馬投手(25)に願い出て、沖縄・石垣島で自主トレを行うメンバーに名を連ねた。「一流の人たちの行動や考え方を見るだけでも、自分が引っ張られる感じあります。(平良は)考え方がシンプル。ものすごく物事を単純に率的に考えるというか、純粋にゴールに向かって走っていけるようなところが本当にすごい」。尊敬している先輩の下でさらなるレベルアップへ。まずは新居探しで住環境を整え、飛躍を期す4年目の来季に向かう。【平山連】

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