オリックスに現役ドラフトで西武から加入した本田圭佑投手(31)が14日、大阪・舞洲の球団施設で入団会見を開いた。「新たな球団でやらせていただくチャンスをいただきまして、本当にありがたいと感謝しております。自分自身は現役ドラフトの対象になるかなと予想はしていた。電話で伝えられたときも、そんなに驚くことはなく、来たかという感じで受け取りました」と現在の心境を語った。
同じリーグで何度も対戦したオリックスのイメージを問われ「外から見ていても明るくて、選手の皆さんが仲よさそうな印象を持っていました。何と言ってもパ・リーグ3連覇している強いチームという印象が一番強い。投手陣は本当に素晴らしい選手がたくさんいますので、そこに負けずに加わっていけるようにと思っています。ライオンズ時代にいろんな場所で投げさせてもらった経験があるので、それも存分に生かして、与えられた場所でしっかり自分の仕事を全うできるようにと思っています」と意気込んだ。
東北学院大から15年ドラフト6位で西武に入団。プロ9年間で138試合に登板した。先発、中継ぎとも経験があるが、オリックスではリリーフとして期待されている。宮城出身でプロ入団ととも関東に移ったため、初めての関西での生活となる。「埼玉に行ったときに、初めてそこでライオンズの選手とかスタッフで関西弁をしゃべる方がいて、そこで初めて方言というのに触れた感じがして、やっぱり関西といえば関西弁というそんなイメージですね」と話した。
サッカー界で同姓同名の「本田圭佑」がいることで知られる右腕。「任された場所でそれまでの準備をして、あとは全力でベストを尽くすということを大事にし続けて、今までもマウンドで投げてきた。そういう姿をお見せできるようにと思います」と背番号が60に変わる新天地での活躍を誓った。