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【ソフトバンク】大関友久、25年は「ステップ」絶景ダイヤモンドヘッド頂上で「日本一」の誓い


ソフトバンクホークスの大関友久投手(27歳)がハワイの有名観光スポット、ダイヤモンドヘッドの山頂で来シーズンのリーグ連覇と日本一奪還を誓った。早朝の御来光を見ながら、今季8勝を挙げた左腕投手は13勝と160イニングを目標に掲げ、圧倒的な存在感を示したいと語った。過去の名左腕が背負った背番号「47」を背に、新たなステップアップを目指す。今季の活躍に続けと意気込む大関は、力強く野球への意気込みを表し、来シーズンの成功に向けた決意を新たにした。三日目の優勝旅行中に訪れたダイヤモンドヘッドの絶景を背景に、プロ野球界の頂点を見据えている。

ダイヤモンドヘッドの頂上で日の出をバックにVIVAポーズをする大関(撮影・只松憲)

【ホノルル(米ハワイ州)12日(日本時間13日)=只松憲】てっぺん取る! ソフトバンク大関友久投手(27)がハワイの観光名所「ダイヤモンドヘッド」の山頂でリーグ連覇と日本一奪還を誓った。早朝の午前6時から出発し、同7時の御来光を目に焼き付けた。来季の目標に13勝&160イニングを掲げた左腕エース候補。「圧倒的な存在」を目指してNPBの頂上まで駆け上がる。

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大海原の地平線から姿を見せ、ゆっくりと昇りゆく朝日。山頂にいる大関はじっと、その絶景を目に焼き付けていた。「自然を感じることができて、こういうのはめちゃくちゃ好きです」。御来光を拝み、優しくほほ笑む未来の左腕エース。「この瞬間は頭に残ると思う。野球につながってほしい」。心地よい風に揺られながらシーズンの疲れを癒やした。

優勝旅行3日目でハワイの観光名所「ダイヤモンドヘッド」を登った。出発は午前6時過ぎ。暗い山道を1歩1歩進み、1時間かけて山頂にたどり着いた。「シンプルに気分がいい」。自身初の頂上での囲み取材。「頂上で囲みっていうのは新鮮です」と新体験の連続だ。「改めて優勝っていいなと。勝つことがうれしいだけではなく、こういうのも含めてみんなが喜べる。来年もまた優勝して、次は日本一になって来たいです」。青く澄んだビーチを見渡せるワイキキのてっぺんでプロ野球界の頂点を誓った。

今季は20試合で8勝4敗、防御率2・50。抜群の安定感を見せていたが、シーズン最終盤に「左大円筋損傷」で離脱した。初の2ケタ勝利も視界に入っていただけに悔しさは募る。鬱憤(うっぷん)を晴らすのは6年目を迎える来季。「先発で今年以上の成績を残したい。プラス5勝はできるように。イニング数も規定投球回とは言わずに、そこからプラス20イニング。160イニングくらいは目指していきたい」。標高約232メートルも高いが、大関の志も高かった。

今季から付けた新背番号「47」は過去に工藤公康、杉内俊哉らホークスを代表する左腕が背負った歴史ある数字。キャリアハイ更新だけではなく「いろんなものを担えるような圧倒的な存在を目指したい。それにつながる来年に」と覚悟を示した。「今年の1年間はホップのイメージでこれた」。25年は「ステップ」、26年は「ジャンプ」の年へ。大好きな大自然からエネルギーをもらい「野球につながって欲しいなと思います」と明るく照らされたワイキキタウンを見渡した。

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