西武の広池浩司球団副本部長(51)が13日、埼玉・所沢市内の球団事務所で報道陣の取材に応じた。年俸5000万円減の2億円プラス出来高でサインした平良海馬投手(25)のインセンティブ部分について、「私たちから話すことではないので、そこは触れません」と説明した。
先発を希望する平良との間で来季の起用法に関して折り合いが付かず、1度目は契約を保留された。今回2度目の交渉の末に契約にこぎ着け、来季は球団の意向に沿い中継ぎを務める形でまとまった。平良は「ざっくり言うと、条件が良かったです。金額も含めてインセンティブもかなりつけてくれたので、球団側からのそれだけやってほしいという思いも伝わった」と説明した。
広池球団副本部長は「中継ぎというよりも、抑えも含めたリリーフとして話をしてます。過去の成績を見ても12球団で屈指のリリーバーになるのはもう分かってるところなんで、来季に向けて非常に明るい材料かなとは思っています」と評した。さらに「逆に言いたいのは、平良がリリーフをやるわけですから、彼の出番が増えるようなチーム強化をしていかなきゃいけないなとは思っています。そこは引き続きやっていきます」と今オフの補強に含みを持たせた。(金額は推定)