セレッソ大阪小菊昭雄監督(49)が来季、J2に降格するサガン鳥栖の監督に就任するのにともない、同監督の右腕だった高橋大輔コーチ(41)と才野倭(さいの・やまと)分析コーチ(25)もC大阪を退団し、鳥栖のコーチに就任することが12日、分かった。
小菊監督の就任は近く正式発表の予定で、2人の入閣も合わせて行われる見込みだ。
高橋コーチは福岡・八女市生まれで、柳川高、福岡大から大分トリニータを経て、C大阪では主に右サイドバックで活躍。小菊監督の下では今季まで3年間コーチを務め、若手の練習試合では指揮も執っていた。
才野分析コーチは広島県生まれで、沼田高、福岡大で現役を終え、福岡大、九州産業大での指導者生活を経て、23年にJ3FC琉球、24年にC大阪で分析コーチを務めていた。
小菊監督の指導方法を100%理解しているコーチ2人が、同時に鳥栖へ移ることで、25年シーズンの新体制発足もよりスムーズとなりそうだ。
◆高橋大輔(たかはし・だいすけ)1983年(昭58)9月18日、福岡・八女市生まれ。柳川、福岡大から06年に当時J1の大分に入団。シャムスカ監督に右ウイングで抜てきされ、10年にMF清武弘嗣らとC大阪へ完全移籍。右サイドバックに定着し、11年5月に史上初めて実現したACLでの大阪ダービーで決勝点をマーク。12年限りで退団し、その後に現役引退。フィギュアスケートの高橋大輔と同姓同名で話題に。14年からC大阪や福岡大でコーチを務め、22年に再びC大阪で指導者に復帰。J1通算164試合24得点。
◆才野倭(さいの・やまと)1999年(平11)5月31日、広島県生まれ。広島市立沼田高、福岡大に。福岡大では主に学生コーチで活動し、22年九州産大ヘッドコーチ、23年にJ3琉球の分析コーチ、24年C大阪でも同職。