中日清水達也投手(25)が11日、ナゴヤ球場で契約交渉を行い、4500万円アップの9500万円でサインした。3年連続50試合登板が評価され、1億円の大台も視界にとらえた右腕は「まだ自分の現状に満足していない。もっと上を目指して、圧倒的な投手になるためにレベルアップを図りたい」とさらなる飛躍を誓った。
プロ7年目の今季は自己最多の60試合に登板。3勝1敗1セーブ。36ホールドで防御率1・40とシーズンを通して安定した結果を出し続けた。飛躍の先に見据えるのは守護神の座だ。自由契約となったライデル・マルティネス投手(28)の去就決定が佳境を迎えている中、抑え投手への思いも明かした。
「もし(ライデルが)いなくなったら不安ではありますが、中継ぎ投手として抑え投手は目指すべきところ。今年、セーブをあげたときもホールド以上にうれしいものがあった」。絶対的守護神の去就次第ながら「(移籍が確定した場合は)ライデル以上を目指して頑張りたい」と力を込めた。(金額は推定)