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宮本慎也氏が現役ドラフトを解説 「面白いピッチャー」と注目選手に挙げた右腕とは


元ヤクルト選手で現スポーツ評論家の宮本慎也氏が、自身のYouTubeチャンネルで現役ドラフトで指名された選手について分析を行った。宮本氏は現役ドラフトは成功していると評価し、特に中日が楽天から獲得した伊藤茉央選手に注目した。伊藤選手は今季あまり目立った活躍はなかったが、宮本氏は彼を「面白いピッチャー」と見込んでいる。また、広島が鈴木健矢投手を獲得したことについて、投手陣の強化として期待を寄せた。さらに環境の変化が新しいチャンスを生む可能性があるとし、柴田大地投手が新天地での活躍に期待感を持っていると述べた。

宮本慎也氏(2023年2月撮影)

元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が11日までに公式YouTube「解体慎書」を更新。現役ドラフトで指名された各選手を分析した。

今年3度目となった現役ドラフトについては「活躍している選手が出ているので、一応成功という風にはなってると思います」と評価。DeNAからソフトバンクに移籍する上茶谷大河投手(28)、巨人から阪神に移籍する畠世周投手(30)などの話題に続き、24歳の右腕に着目した。

「僕がちょっと注目しているのは、中日が楽天からとった伊藤茉央。彼なんかは今年はあまり良くなかったみたいですけど、面白いピッチャーだと思うんですよね」と解説。右横手投げの伊藤茉は東農大北海道から22年ドラフト4位で入団。中継ぎとしてルーキーイヤーは25試合に登板したが、今季は6試合の出場にとどまっていた。

古巣のヤクルトに加入した矢崎拓也投手(29)については「今年はあまり良くなかったけど、それでも26試合投げているんで」と期待。広島は初の2巡目で、日本ハム鈴木健矢投手(27)を獲得した。「見ている感じ、それなりに投げられそうな感じはありますよね。広島は今年最後に失速したので、あの時にピッチャーがへばった感じがあったので、(鈴木を)取れたというのは先発でも、途中で投げるのもできますよね」と話した。

現役ドラフトで加入する選手は、環境が変化することで指導者との出会いや、見られる目も変わることでチャンスが生まれるケースがあると指摘。「楽天に入ったヤクルトの柴田(大地投手=27)とか、ドラフト3位で入って2試合しか投げてないんですよね。これが環境変わってどうでるか。こういう人の方が化けるかも」と可能性を感じていた。

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