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ヌートバーが子供たちに助言 外角球の打ち方やリードの取り方など身ぶり手ぶり交え説明


カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が東京都内で開催されたアディダス主催のイベントで、日本の少年野球チーム「松山西ジャイアンツ」の選手たちに具体的な野球アドバイスを行いました。ヌートバーは外角球の打ち方やリードの取り方、守備時の打球への反応、ボールを強く投げる方法について説明しました。また、彼にとって対戦の嫌な投手についても触れ、特にコントロールの良い投手に苦戦すると語りました。ヌートバーは日本代表として2023年のWBCで活躍し、その努力と成果を振り返りつつ、「力」という漢字を今年の一文字として選びました。この選択にあたり、精神的・肉体的な鍛錬の重要さを強調しました。イベントを通じて、彼の暖かい支援と具体的なアドバイスが、参加した子供たちにとって貴重な学びとなったことでしょう。

アディダスジャパンの来店イベントで。少年少女ファンと触れあうカージナルスのヌートバー(撮影・野上伸悟)

カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(27)が、少年野球を行っている日本の子供たちに具体的なアドバイスを送った。

10日、都内で「adidas Baseball presents ラーズ・ヌートバー来店イベント」に参加。母久美子さんの出身地、埼玉・東松山のチーム「松山西ジャイアンツ」の選手たちに身ぶり手ぶりを交えて説明した。

(1)外角球の打ち方 内側から手をたたんで、巻き込まないように打つ。

(2)リードの取り方 昔はベースライン(一塁と二塁を結んだ線)の前でリードを取るようにしていた。投手から見て、リードが小さく見える錯覚をさせるためだった。今はベースラインの後ろに立つ。一塁手が自分にタッチするのが、手だけに限られるから。

(3)守備で打球への反応の仕方 1歩目が大事。体重が左右の足に均等になるようにしている。そうすれば、前後左右にすぐに行ける。

(4)ボールを強く投げるには 右足が浮かないようにすること。

(5)対戦して嫌な投手は たくさんいる(笑い)。コントロールがいい投手は嫌だ。いろいろな球種でストライクを取られると困る。今は直球を磨けばいい。

ヌートバーは23年WBCで日本代表入りし、1番打者として優勝に貢献した。祖父から名付けられたミドルネームから「たっちゃん」のニックネームで、一塁塁上で行う「ペッパーミル・パフォーマンス」で愛された。

今季は109試合に出場し、打率2割4分4厘で12本塁打をマーク。OPS(長打率+出塁率)は・759を記録した。「いい1年だった。けがもあったが、後半はいい状態で終われた」と前向きに振り返っていた。

今年の漢字1文字に「力」を選んだ。「精神的にも肉体的にも必要なもの。これから糧になってくる」と理由を説明した。【斎藤直樹】

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