ソフトバンクのドラフト1位右腕、神戸弘陵・村上泰斗投手(17)が今季限りで現役を引退した和田毅氏(43)の背中を追う。9日、みずほペイペイドームに隣接する商業施設「BOSS E・ZO FUKUOKA」で開催している和田氏の引退特別展示を訪れた。記念品、ユニホームなど大先輩の軌跡を目にしたルーキーは「22年間、長く活躍されていた方。憧れの存在ですし、少しでも近づいていきたい」と語った。
村上にとって、和田氏が口酸っぱく言い続けていた「プロ野球選手は走れなくなったら終わり」は記憶に残っている言葉だという。「そういう考えを持って、やっていきたい。自分も長く活躍して記録だったり、引退を記念してつくってもらえるものがあればいいかなと思います」と“長寿プレーヤー”を目指す。
この日は午後から新入団発表会見に臨む。ホークスのユニホームに袖を通し、ファンの前ではプロ入り後初めてのお披露目となる。