
<全日本大学サッカー選手権:東京国際大1(1PK4)1関学大>◇予選ラウンド◇7日◇AGFフィールド
関学大が、10人の数的不利の中、追いついてPK戦まで持ち込み、東京国際大を下し、決勝ラウンドにコマを進めた。
関西学院大のGK宮本流維(3年)が「守護神」の名にふさわしい活躍を見せた。延長前半にも相手に与えたPKをセーブ。PK戦でも2本止めた。1試合3本のストップに、宮本は「人生初です」と笑みをこぼした。
今年は夏の総理大臣杯、天皇杯の予選でPK戦の末に敗れ、全国舞台を逃してきた。だが、名古屋ユース出身の宮本は、クラブユース選手権でサンフレッチェ広島ユースにPK戦で勝っている成功体験があり、PKに苦手意識はなかったという。「試合中に止めることが出来たので、PK戦に入る時に止められるな、と臨めた」と振り返った。
10人で決勝ラウンド進出をつかみ「途中、あきらめかける瞬間もあったけど、失点した後も自分たちで奮起して、もう1回再起できたことが良かった」と、大きな1勝に手応えを口にした。