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【ACLE】川崎F4発大勝で雪辱果たす 鬼木達監督「最低限のことはできた」残り1試合


川崎フロンターレはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループステージで山東(中国)に4-0で快勝し、3連勝を達成しました。川崎Fは試合開始早々にマルシーニョのゴールでリードを奪い、前半終了間際にはFKから山本悠樹が追加点を挙げました。後半はセットプレーからジェジエウが3点目を決め、試合終了間際に山田新が4点目を奪い完勝しました。鬼木達監督は「選手、サポーターの一体感を感じ、来季に向けた良い形で終えられた」とコメント。今季限りで退任する鬼木監督は、次の試合であるJ1最終節アビスパ福岡戦への意気込みを語り、選手たちに油断せずACL制覇を目指すようエールを送りました。この試合は鬼木監督にとってクラブでの最後のACL試合となり、監督の残した指導の成果に感謝を示しました。

後半、ジェジエウのチーム3点目のゴールに盛り上がる川崎Fの選手たちとサポーター(撮影・垰建太)

<アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE):川崎F4-0山東(中国)>◇1次リーグ◇4日◇U等々力

川崎フロンターレが、ホームで山東(中国)に4-0で大勝し、3連勝を飾った。

鬼木達監督(50)は「勝てば予選突破に大きく前進する試合。自分たちらしく戦えたことを非常にうれしく思います」と素直に喜んだ。

効果的な得点で終始圧倒した。前半3分にマルシーニョの得点で先制すると、同41分にはFKからMF山本悠樹(27)が加点した。

後半も優勢に試合を進め、同20分にセットプレーからDFジェジエウ(30)が合わせて3点目、試合終了間際には途中出場のFW山田新(24)が4点目を奪った。

2月の前回大会ラウンド16で敗れた因縁の相手雪辱を果たしたが、鬼木監督は「状況が全く違うのでリベンジできた感じは全然ない」。一方で「(自身の)退任が決まってから、一番考えたのは、最後ACLEをどういう形でつなげていくかということ。それが自分の大きな役割だと思っていた。勝って良い形で来年を迎えられるのは、自分の仕事としては最低限のことはできたのかな」と安堵(あんど)した。

今季限りでの退任を発表している鬼木監督にとっては、同クラブでは最後のACLEの試合。「選手、サポーターの思いが詰まっていた。自分だけの重いではない。このACLEは楽しく一体感持ってやれた。感謝しています」。

来季にまたぐ同大会で指揮を執ることはないが、「まずは油断をするなということ、あとは楽しんでもらって、ACLEを本気で取りに行ってほしいなという思いでいます」と愛するクラブへエールを送った。

残すはJ1最終節アビスパ福岡戦(8日)のみとなった。「最高の準備をしたい」とラストマッチを見据えた。【佐藤成】

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