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【日本ハム】奈良間大己、一丁締め評価も「デシベル足りない」活躍後のお立ち台&一丁締め誓う


日本ハムの奈良間大己選手が2024年シーズンに向けて、年俸1200万円から1700万円(推定)に増額の契約更改を果たしました。奈良間選手は、今季打撃成績が低迷し反省の意を示しましたが、試合後の一丁締め担当としての役割で球団から評価されました。彼は来季こそは試合中に活躍し、お立ち台と一丁締めの両方を達成したいと決意を新たにしています。特に打撃力の向上を目指し、単打のみならず長打力の強化に取り組む予定です。また、一丁締めの盛り上げ策として、ファンの声量を計測するデシベル表記の提案もしています。彼の目標は、チームとファンを一体化させることです。

契約更改を終え会見する日本ハム奈良間(撮影・黒川智章)

一丁締め王に、おれはなるっ!! 日本ハム奈良間大己内野手(24)が3日、北海道北広島市内の球団事務所で、年俸1200万円から500万円増の1700万円で契約更改した。今季は試合後の一丁締め担当として球団にも評価された。だが、自身が活躍していないときの盛り上がり具合に「(音量単位)デシベルが足りない」と猛省。来季は今季一度も立てなかったお立ち台&一丁締めの、ダブル達成を狙う。(金額は推定)

   ◇   ◇   ◇

試合中だって盛り上げたい。それが奈良間の本心だ。2年目の今季は昨季を25試合上回る90試合に出場も、打率は昨季の2割4分3厘から1割8分へと低迷。主に守備からの出場が多く、打席数も昨季から46減って150にとどまった。「悔しいシーズン。一番は打撃。悪いときの方が多かった。最低ラインまでは上げていけなかった」と反省した。

一方で、“一丁締め担当”としては定着した。勝利の後「お~つかれさまどぇ~す!」の雄たけびで、スタンドを一体化させる“統率力”が光った。球団からも「明るくやってくれた。ムードメーカー」と評価された。3年目に向け「最初から出て9回守って一丁締めがあれば。そこまでできるシーズンにしたい」と、完璧な状況をつくっての“締め”を思い描いた。

今季の寂しい体験が、その思いを強くさせた。一丁締めを繰り返すうちに、微妙な空気を感じる日もあった。「(全体の声量の)デシベルですね。何デシベルかは分かりませんが、ファンの方の声次第。活躍した人がいったら盛り上がるじゃないですか。僕は活躍もしないで行ってたんで…」。試合中も主役になることが不可欠だと思い知らされた。

オフの取り組みのメインは打撃力アップになる。「単打だけではなく二塁打、あるいはホームランをたくさん打ちたい。基礎的なパワーアップと、その次は技術、角度が大事になってくる。そういうところをやっていきたい」。一丁締めについては「やる人が増えたら盛り上がる。イソさん(五十幡)が殻を破ってくれたら僕の中ではうれしい。大型ビジョンにデシベル表記できるか? 球団に伝えてみます」。自身の強化と“一丁締め補強”も視野に入れ、来季に備える。【永野高輔】

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