オリックス鈴木博志投手（27）が来季の登録名を「博志」に変更する。3日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉し、ほぼ倍増となる1450万円アップの年俸2700万円でサイン後に発表した。
「僕自身鈴木と呼ばれたこともないですし、鈴木と呼ばれても反応できないこともありました。もっとファンの皆さまが親しみやすいように、下の名前で博志と呼んでいただきたいのもあり、博志にしました」。カタカナで「ヒロシ」も考えたそうだが「ちょっとふざけているかな」と却下。ただ将来的な候補として頭に残しておく。
現役ドラフトで中日から加入1年目の今季は、32試合登板で1勝1敗9ホールド、防御率2・97。火消しからセットアッパーまで幅広くこなした。
趣味の絵画も球団がイラストグッズを発売するまでに発展した。先日のファン感謝イベント「Bs Fan－Festa（ファンフェスタ）2024」では個人展覧会も開催された個性派右腕だ。
来季に向けて「目標の数字とかは特にないけど、与えられたところでしっかり投げる。変な欲も出さずにしっかり目の前のことだけやっていきたい。やっぱり1軍で戦えなかったら意味がないので、開幕1軍に入って最後まで1軍にいるのは一つの目標としてやっていきたい」と語った。武器の直球を軸に、今後もブルペンを支える活躍が期待される。（金額は推定）
