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来季BCリーグ正式参入の山梨が結団式 NPB視察の身延・望月竜彦は「全てのレベルを上げて」


ルートインBCリーグに参入するBC・山梨が結団式を行い、元ヤクルト投手の加藤幹典が球団代表として選手にプロ意識を促しました。チームの目標として、まずNPBに2選手を送り出すことを掲げ、将来的には山梨出身選手だけのチームを目指しています。新入団選手として注目される望月竜彦は、プロ志望届を出さずBC・山梨を選んだ理由として「地元で最短でNPBに行けること」を挙げ、体作りを含め最高のパフォーマンスを目指す決意を語りました。

BC山梨の加藤球団代表(左)と新入団の身延・望月竜彦(撮影・金子真仁)

来季から国内独立リーグ「ルートインBCリーグ」に参入するBC・山梨(山梨ファイアーウィンズ)が2日、甲州市内で結団式を行い、36選手が参加した。

球団の立ち上げから奔走してきた元ヤクルト投手の加藤幹典球団代表(39)は「上を目指すのもすごく大事なことですし、皆さんには山梨県の子どもたちの目標となるような選手にもなってほしいです。プロ意識もしっかり作ってください」と選手たちにあいさつ。取材には「まずはNPBに2選手を出すことが目標です。将来的には、いつか山梨出身の選手たちだけのチームになれるように」と夢を描いた。

記念すべき1期生としては、まず10人の山梨県出身の選手が入団する。身延・望月竜彦外野手(18)もその1人。そのバッティングセンスには複数のNPB球団が視察に訪れていた。

注目の中で迎えた今夏の山梨大会は初戦で敗退し、自身も4打数0安打。「自分の力を発揮できなくて、試合でも焦ってしまって。1カ月くらいは練習していてもなかなかモチベーションが上がらなくて」と回想する。「大会結果が全てだと思っていたので」とプロ志望届は出さなかった。

「大学よりも、自分の夢であるNPBに最短で1年で行けるというところに魅力を感じ、地元ということもあって」とBC・山梨への入団を決断。「全てのレベルを上げて、自分の100%のパフォーマンスを出せるように体作りもしっかりしていきたいです」と今後を見据えた。【金子真仁】

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