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タイガースWomen木戸克彦監督が1日警察署長「巨人には勝ちたい」阪神藤川新監督へエール


阪神タイガースWomenの木戸克彦監督は、大阪市旭区で開催された「旭警察署・旭消防署合同歳末警戒部隊発隊式」にて一日警察署長を務めた。式典では、防犯に関する訓示を行い、独自の視点で犯罪予防を訴えた。木戸監督は、自身のキャッチャー経験を生かし、「頭・目・鼻・耳・口」を使った状況判断の重要性を強調。彼のキャッチボールのデモンストレーションや、トークショーでは地元選手との交流が行われた。また、藤川新監督へのエールも送り、再来年の優勝を期待すると語った。式典には和太鼓演奏やパトカー行進も行われ、地元住民との交流が深まった。

敬礼する左から、阪神タイガースWomen樫谷、安藤、一日警察署長の木戸監督(撮影・白石智彦)

阪神女子野球チーム「タイガースWomen」・木戸克彦監督(63)が2日、大阪市旭区の旭区民ホールで「旭警察署・旭消防署合同歳末警戒部隊発隊式」に参加し、1日警察署長を務めた。

警察・消防部隊の訓示に立った木戸監督は、自身がキャッチャーだった経験から「守りの要」であるとしながら「犯罪に予行練習はありません」と特殊詐欺などの防犯を訴えた。

「ぼくは指導者から『頭』を使えと言われました。まず『目』でなにか変わったことはないかと考えます。次に『鼻』で雰囲気というか、相手が作戦でこんなことしてくるんじゃないかと敏感になる。そして『耳』で情報を仕入れる。また『口』でしっかりとした言葉で伝えることが大事です」

現在、木戸監督は、阪神プロスカウト、侍ジャパン女子代表ヘッドコーチも兼任する。三谷千秋旭警察署長、東中秀成旭区長が激励の言葉を述べた後は、チームから樫谷そら投手(19)と安藤蓮姫(はずき)捕手(19)が加わってトークショーに臨んだ。

1985年のリーグ優勝、日本一を遂げたときの正捕手だった木戸監督は「ボヤキは岡田監督の愛情ですから」としながらシーズンを振り返った。

そして、藤川新監督について「1年ゆっくりチームを作り直して、再来年ぐらいに優勝したらいいんじゃないでしょうか。投打にニューフェース(戦力)が必要です。ただ巨人には勝ちたいですよね」とエールを送った。

会場では、樫谷、安藤バッテリーがキャッチボールを披露し、京都芸術大学による和太鼓演奏も行われた。そして木戸監督の「出発!」と威勢のいい合図でパトカーなどの車両部隊が出発した。

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