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【オリックス】異例 岸田監督、陳睦衡の故郷・台湾で入団会見 福良GMも「完璧」ほれ込む逸材


オリックスの岸田護監督が、育成契約を結んだ18歳の新外国人投手、陳睦衡(チェン・ムーヘン)の入団会見に出席するため、台湾へ向かうことが明らかになりました。陳投手は台湾のU18代表として活躍し、特に日本戦で4回を無失点に抑えるなど将来を期待されている選手です。監督自らが外国の選手の入団会見に出席するのは異例で、クラブの期待の大きさを示しています。岸田監督は、陳投手を伸び伸びと育成できる環境を整備したいと述べ、全力で支援する意向を示しています。また、台湾ウインターリーグを視察し、若手選手たちの成長ぶりも確認する予定です。

オリックス岸田監督(2024年11月6日撮影)

オリックス岸田護監督(43)が1日、育成契約を結んだ新外国人右腕の陳睦衡(チェン・ムーヘン)投手(18)の台湾での入団会見に出席することを明かした。

2日に空路で台湾入りし、そのまま福良淳一GM(64)とともに会見に直行する予定。この日、大阪・舞洲の球団施設に訪れ「(陳に)元気ですかーって(声をかけたい)」と笑った。

NPBの監督が外国人選手の故郷で入団会見に参加するのは異例中の異例。すべては期待の表れだ。育成契約ながら最速153キロを誇り、9月のU18アジア選手権(台湾)では先発した日本戦で4回を無失点に抑えた。視察した福良GMも「こっち(日本代表)と比べてもちょっと抜けていた。全てにおいて完璧」とほれ込む逸材だ。一足早く11月の秋季高知キャンプにも参加しているが、指揮官は「ノビノビとできる環境にしてあげたい」とあらためて全面サポートを誓った。

翌3日には23年ドラフト1位の横山聖や内藤、堀ら若手のホープが参戦中の台湾ウインターリーグも視察する予定。「いろんなチームの若い選手、コーチと一緒にできて、選手たちにとってはすごくいい経験になる。頑張っている姿を見に行きたい」。収穫たっぷりの台湾遠征にする。【古財稜明】

◆陳睦衡(チェン・ムーヘン)2006年3月23日生まれ、台湾出身。穀保家商高から台湾国立体育大(在学中)。今年9月のU18アジア選手権に台湾代表として出場。2試合で計9回1/3を投げ、無失点の快投で優勝に貢献した。最速153キロの直球を軸にスライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップを操る。目標はドジャース山本由伸。181センチ、84キロ。右投げ左打ち。背番号017。支度金7500万円、年俸600万円。

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