西武の菅井信也投手(21)が1日、埼玉・所沢警察署の「一日警察署長」を務めた。市内の所沢航空記念公園で行われた「年末年始特別警戒・冬の交通事故防止運動」出陣式に参加。真新しい黒の制服にタスキを身に着け、初めての大役を堂々と務め上げた。
多くの西武ファンが駆けつけた中で、菅井は関係者による巡回開始の号令をかけたり、冬の交通事故防止運動の案内チラシを配ったりして交通安全の徹底を呼び掛けた。「こういう機会はなかなかない。(制服姿は)ファン感の時の駅長体験を思い出し、貴重な体験になりました」と振り返った。
高卒3年目の今季は6月に支配下契約を結び、翌7月15日のオリックス戦(ベルーナドーム)でプロ初勝利を飾った。2軍戦では14試合に登板し3勝3敗、防御率2・72を残し、イースタンリーグのファーム優秀選手賞にも輝いた。確かな足跡を残した今季について「6月に支配下にしていただいて順調な1年でしたけど、悔しい試合も何試合かありました。来季はそれを生かしてやっていけたら」と意欲を見せた。