starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

3年後プロへ…北海・幌村魅影「成長できる」トヨタ自動車東日本に入部、大石広那は室蘭シャークスへ


北海高校から連続で甲子園に出場した幌村魅影内野手と大石広那捕手が、来春から社会人野球の新たな舞台に挑戦することを決意しました。幌村はトヨタ自動車東日本に、大石は日本製鉄室蘭シャークスに入団し、将来のプロ野球入りを目指して経験を積みます。幌村は高校から公式戦に出場し、北海の優勝に貢献した実績を持ち、特に守備力を武器に成長を期待されています。大石は、野球愛に満ちた自立した生活を送りながら、プロ志望を心に秘めて挑戦を続ける意欲を示しました。これからの社会人野球人生に向けて、1月中旬から新たな環境での活動を始めます。

北海の大石(左)と幌村は、社会人野球に向けて決意のガッツポーズ(撮影・中島洋尚)

昨夏、今春の甲子園に連続出場した北海の幌村魅影内野手(3年)が来春、社会人のトヨタ自動車東日本(岩手)に入部する。強肩の大石広那捕手(3年)は、日本製鉄室蘭シャークスに入団。都市対抗野球や日本選手権、3年後のドラフト指名に向けて、新たなスタートを切る。

   ◇   ◇   ◇

高1春から公式戦全試合に出場、春2度、夏と秋に1度ずつの計4度の北海の道大会優勝に貢献した幌村は、トヨタ自動車東日本を次のステップに選んだ。今年の春季大会後に練習体験に参加し「1番(練習)環境も良かったし、自分が成長できる場所だなと感じた」。道内外の他の社会人チーム、大学からの誘いもあったが、岩手に向かうことを決心した。

「春のセンバツ(甲子園)の時にアピールしたら(プロに)注目されるかな」と、プロ志望届の提出が頭をよぎった時期もあった。昨夏の甲子園は、3試合4打数3安打。1回戦の明豊戦後に右手中指を骨折しながら、2回戦の浜松開誠館戦で代打で安打を放つなど、3回戦進出の立役者となった。

しかし今春のセンバツは、1回戦の大阪桐蔭戦で4打数無安打に終わった。「今はプロは難しい。すごい選手が集まる場所で、しっかり経験を積んだ方がプロに近い」と判断。最短3年間の回り道となっても、社会人野球で戦い抜く覚悟を固めた。

来年1月中旬にはチームに合流し、新生活がスタートする。武器は守備。「1番の自分の武器だと思うので、そこで人よりもちょっと華麗といいますか、この人(幌村)にしかできないプレーというのを、見いだしていきたい。アピールして注目される選手に」。北海の道内公式戦29連勝をセンターラインで支え続けた遊撃手は、岩手で牙を研ぎ、プロの道を切り開く。

高1秋からマスクをかぶる大石捕手は、北海の1つ年上の先輩で、最速151キロ右腕・岡田彗斗投手(19)の待つ日本製鉄室蘭シャークスでレベルアップを図る。「即戦力でプロに行くような選手がいる中で、自分を試したい」と決意を語った。

物心ついたころから、地区の児童会館で働く母佳美さん(38)に、女手一つで育てられた。大学進学の道もあったが「社会人に行って、自立して、プロ野球選手(になる)っていう恩返しが1番いい形」と闘志をたぎらせる。

無類の野球好きだ。全体練習後も「必ず帰るように」と指示された時間の5分前まで練習。汗まみれのユニホームの上にジャンパーだけを着て、地下鉄で帰宅する。「言い方は悪いですけど、死ぬ気で3年目にプロ野球に行くっていう気持ち」。大石も1月中旬には、旅立ちの日を迎える。【中島洋尚】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.