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【新潟】G大阪に0―1負け 残留懸けて戦う最終節はJ1通算1勝6分け24敗の天敵浦和が相手


アルビレックス新潟は、J1リーグ第37節でガンバ大阪に0-1で敗北し、ホームでの今季最後の試合を飾れませんでした。18分に失点し、その後はチャンスを作るも決定力を欠きゴールが奪えませんでした。この敗戦で、新潟は残留をかけた最終節を迎えることに。ジュビロ磐田の勝利により、新潟の順位は16位から17位に下がり、勝ち点差は6から3に縮まりました。次の対戦相手は過去に1勝もしていない浦和レッズ。必然的にこの試合で勝ち点1以上を得ることが求められます。松橋監督は「全て私のいたらなさ」と謝罪し、最終節に向けて決意を示しました。

新潟対G大阪 試合に敗れ、肩を落とす新潟イレブン(撮影・大島享也)

<明治安田J1:新潟0-1G大阪>◇第37節◇30日◇デンカビッグスワンスタジアム

アルビレックス新潟は今季ホーム最終戦でガンバ大阪に0-1で敗れた。引き分け以上で自力残留が決まる一戦だったが、前半18分に先制点を献上。その後はFW小野裕二(31)、途中投入のFW長倉幹樹(25)らがチャンスを得たが、決定力に欠いた。J2自動降格圏のラインにいる18位ジュビロ磐田はFC東京に勝利。順位を16位から17位に落とした新潟と磐田の勝ち点差は6から3に縮まった。残留を懸けて戦う今季最終節の8日は、J1通算1勝6分け24敗と大きく負け越す浦和レッズとアウェーで対戦する。

試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、スタジアムには勝って喜ぶG大阪のサポーターの声だけが響き、新潟の選手たちは悔しさに耐えるように唇をかんだ。引き分け以上で自力残留だったが、G大阪の堅守を突破できず1点差で敗れた。松橋力蔵監督(56)は今季ホーム最終戦後のセレモニーで、「全て私のいたらなさ。本当に申し訳ありません」と今節で残留争いから抜け出せなかったことに頭を下げた。

試合は前半18分、中盤でボールをロストしたところから右サイドを崩され、早々に失点した。直後に小野が絶好機を迎えたが、左を抜け出したMF長谷川元希(25)のクロスに合わせたシュートは大きく枠を外した。その後は攻撃が停滞。0-1の後半41分に途中出場の長倉が左サイドに流れながら左足を振り抜いたがゴールポスト左をたたき、同点に持ち込むことが出来なかった。

課題の守備も改善されず、これで総失点は59となった。ゴールを守るためにミドルブロックを敷くもG大阪のミスを待つような状況が続き、どちらに転ぶか分からない五分五分のボールはほとんど相手に渡って攻め込まれた。DF舞行龍ジェームズ(36)は「こぼれ球がどちらに転ぶかは運みたいな部分もあるが、もっと力をつけないと。少人数で守り切るところも次までに確認したい」と話した。

J2自動降格圏の18位磐田が勝ち、勝ち点差は6から3に縮まったが、新潟はあと勝ち点1を取れば自力残留が決まる。運命の最終戦は、過去1度も勝利がない鬼門のアウェー浦和戦。松橋監督は「誰も下を向いていない。あともう1つの大事な試合。精いっぱい、我々らしく、自分たちの出来ることに目を向けて、必ずJ1残留を成し遂げる」とサポーターに誓った。【小林忠】

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