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【川崎F】「主役になろう」で5-4の打ち合い制す 鬼木達監督「選手とサポーターに感謝」


明治安田生命J1リーグ第37節で、川崎フロンターレは東京ヴェルディを5-4で下し、11位に浮上した。この試合では、川崎が先行するも何度も追いつかれる展開が続き、終了間際にFW山田新が決勝点を決めた。川崎の鬼木達監督は、選手たちの全力プレーを評価し、「相手は粘り強いチームだったが、連戦の中で足を止めず信じ続けた」とコメント。前線からのプレスを受け、背後を突くプレーで5得点を挙げた。川崎は残り2試合で、成果を続けることに期待している。

川崎F鬼木監督(2024年撮影)

<明治安田J1:東京V4-5川崎F>◇第37節◇30日◇味スタ

川崎フロンターレが敵地で東京ヴェルディ戦との激しい打ち合いを5-4で制し、11位に浮上した。

鬼木達監督(50)は「まあまずよく勝ったなと、そういうゲームだった。疲れている中、選手はスタートから全力というか、そういうプレーをしてくれた」と満足げに振り返った。

前半22分までに2点先行したが、同42分に失点し、1点リードで前半を折り返した。後半4分に追いつかれるも、同12分に勝ち越し。同20分には2点差としたが、同26分、33分に立て続けに失点し、再び追いつかれた。引き分けが濃厚となった試合終了間際にFW山田新(24)がこの日3点目を奪って劇的な勝利を収めた。敵地で戦ったアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)を含めた連戦を感じさせない戦いぶりだった。鬼木監督は「2点先制できて、あのまま押し切りたかったけど、相手も非常に粘り強いチームなのでその後も突き離しても追いつかれるタフな戦いになった。連戦の中、足を止めること無く勝利を信じてたたった選手とサポーターに感謝したい」と思いを伝えた。

前からの激しいプレスをかけてくる相手に対して背後へのボールを有効に使って5得点。つなぐところ、飛ばすところの判断が整理されていた。残り2試合。相手にとってはホーム最終戦で盛り上がることは想定内だった。「ヴェルディのサポーターも、うちのサポーターも魅了するような試合をしないといけない。そのなかで主役になろうと話して、まさにその展開、そういう意気込みでやってくれた」と選手たちをたたえた。【佐藤成】

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