阪神才木浩人投手(26)が11月30日、ドジャース大谷との再戦に意欲を見せた。来年3月15日にはカブス、同16日にはドジャースとプレシーズンマッチが予定されている。昨年3月に行われた侍ジャパンとの強化試合では大谷から衝撃の片膝つき本塁打を浴びた右腕は「今度はドジャースというワールドチャンピオンになったチームなどが相手。主力メンバーに対して投げたい」と目を輝かせた。
今季は自身初の規定投球回到達で防御率1点台、自己最多の13勝を挙げ、プレミア12でも活躍。来季はメジャーリーグの強豪チームと対戦できる可能性がある。「経験はしたいなと思うので、どっちかの試合で投げたい。機会があれば頑張りたい」と力を込めた。
同29日にはFA宣言をしていた大山が残留を発表。この日は開口一番「大山さんが残ってくれてうれしいです」と話した。「守備も助けられる場合が多いですし、打撃はもちろんチームを助けてくれることが多い。何よりやっぱり一緒の(同期の)ドラフト1位なので。まだ一緒に野球できることはすごくうれしい」と喜んだ。
この日出席したOB総会では敢闘賞を受賞。「いろんな方に今年頑張ったねとおっしゃっていただけた。来年もしっかり引き続き頑張っていきたい」と気を引き締めた。【塚本光】
◆才木VS大谷 23年WBC直前の3月6日に行われた侍ジャパン対阪神の強化試合で対戦した。初回2死走者なしの第1打席は才木が高め154キロ直球で空振り三振を奪った。3回2死一、二塁の第2打席ではカウント1-2からの4球目、外角低めのフォークを大谷が右腕1本で左膝をついた状態からバックスクリーン右へ3ラン本塁打を放った。
▽阪神森下(OB会で敢闘賞を受賞し)「自分たちはプレーで先陣切ってやるしかないので。やれることをやりたいなと思います」
▽阪神石井(OB総会で敢闘賞を受賞し)「盾がめちゃくちゃ重くてびっくりしました。来年ももっと上を目指していきたいです」