ロッテが、ソフトバンクから国内FA権を行使した石川柊太投手(32)と初交渉したことが30日、分かった。条件は出来高込みで3年総額6億円規模の提示をした模様(金額は推定)。吉井理人監督(59)も同席し、熱意を伝えたとみられる。これで石川は獲得を目指すオリックス、巨人、ヤクルト、ロッテの4球団との初交渉を終えた。今後は宣言残留を認めるソフトバンクとも再交渉し、残留か移籍かを決断する。
石川は今季7勝2敗、防御率2・56も、ロッテの本拠地ZOZOマリンに限っては3試合に登板して、計12回を投げ7安打無失点。幕張の風が宝刀パワーカーブの変化量を増やし、無双状態だった。石川が加入すれば、先発ローテーション入りはほぼ確実とみられる。日本一奪還の使者を迎え入れるべく、指揮官自ら口説き落としにかかった。