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【楽天】自己最多出場の石原彪、ベテランが発した「お前のことを信じてんだから迷うな」に奮起


楽天の石原彪捕手は2023年シーズンに大きな進化を遂げた。前シーズンは1軍出場がなかったが、8年目の今年は自己最多の68試合に出場し、初本塁打を含む4本塁打を記録。経験豊かな岸孝之投手の専属捕手としても22試合中18試合に先発出場し、大きな信頼を得た。岸からの「迷うな」との言葉が、自信を持ってプレーするきっかけとなり、7月と9月には岸の完封勝利をアシストした。新監督のもと、石原は来季に向けて攻守でチームの優勝を目指し、チームの勝利に集中する意志を明かした。

楽天石原彪(2024年9月12日撮影)

<We love baseball>

楽天石原彪捕手(25)は、「ベテラン岸の専属」として大きな経験値を得た。1軍昇格のなかった昨季から一転し、高卒8年目の今季は自己最多の68試合に出場。打撃ではプロ初アーチ含む4本塁打をマークした。本職でも、チーム最年長の岸孝之投手(39)が登板した22試合のうち18試合で先発マスクをかぶった。「手応えもありましたけど、まずはケガなくできたことが自分の中では一番大きい」と振り返った。

ベテラン右腕が、ふと発した印象的な言葉がある。

岸 お前のことを信じてんだから、お前が迷うな。

石原自身の中では迷いがないと思っていたが「岸さんに僕が迷ってると思われたら迷ってるということじゃないですか。そこから堂々と岸さんを引っ張ってというか、後半戦、ちょっとそこで良くなったというのはある」。そのひと言が奮起するきっかけになった。

7月13日西武戦と9月23日ロッテ戦では、岸の完封をアシストした。「打つより何よりも一番うれしいっすよ。ほんまに岸さん、すごいしか言いようがないです」と脱帽した。

三木新監督の下、4年ぶりのAクラス、さらに13年以来の優勝を目指す来季は、攻守でフォア・ザ・チームに徹する覚悟だ。「全力でやるだけなんで。勝ちゃいいです。あとは、どうでもいいです。勝ちゃいいです」。チームの勝利という一点に集中する。【山田愛斗】

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