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【ヤクルト】石川雅規“エモい”演出 引退した青木宣親氏の背番号23で登場「青木が遅刻して」


ヤクルトスワローズの石川雅規投手は、ファン感謝デーで引退した盟友青木宣親氏の背番号23を着て登場し、ファンに感動を与えました。石川は今季限りで引退する青木の存在感を強調しつつ、「チームスワローズ」としての共闘を誓いました。石川は「彼がいないのは寂しいが、共通の目標である『強いスワローズ』を目指す」と話し、来季は青木がフロント入りしつつもチームの強化に努める姿勢を示しました。石川は来シーズンもチームの中心として若手と競争し、より強いヤクルトを目指す決意を固めています。

ファンに手を振り引き上げるヤクルト石川(撮影・滝沢徹郎)

ヤクルト石川雅規投手(44)が30日、神宮で行われたファン感謝デーで盟友と共演した。背番号19の左腕は、今季限りで引退した青木宣親氏がつけた背番号23の姿で登場。石川は「いや、青木が遅刻して来ていないなと思ったんで、着ようかなっていう」と真顔でボケたが、ただのウケ狙いだけではなかった。「青木いないですけども。ユニホーム着たいなと思ったので。喜んでもらえたらうれしいです」。2万9770人のファンが駆けつけた中“エモい”演出だった。

球界最年長。来年1月22日には45歳を迎える。25年シーズンに盟友はいない。石川は言う。「寂しいですけどね。でも、僕らも前を向いてやっていくわけなんで。チーム内に彼も残ると思いますから、一緒になって、目標は一緒のところなんで。強いスワローズ。チームみんなで、また強いヤクルトに戻せるように」。来季フロント入りする青木とグラウンド上で一緒にプレーすることはかなわなくとも「チームスワローズ」で共闘することには変わりない。「若手と競争して自分のポジションをつかみ取れるように。いいオフを過ごして、また2月1日からアピールしていきたい」。青木が驚くような1年にしてみせる。【栗田尚樹】

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