今季限りで現役引退した巨人立岡宗一郎外野手（34）の引退セレモニーが30日、東京ドームでの「ジャイアンツ・ファンフェスタ2024」内で行われた。
「バッター立岡宗一郎、背番号23」とアナウンスされると、スポットライトを浴びながら、グラウンドに登場。これまでの功績をまとめた映像がビジョンで映し出された後、阿部慎之助監督(45)、長野久義外野手(39)から花束を受け取った。
その後のスピーチでは「少々長くなると思いますので、どうぞ楽にして聞いてください」と切り出し「16年間34歳まで、下手くそだった僕がプレーすることができました。本当に感謝しています。ありがとうございます」と話した。
続けて「2012年より、ここジャイアンツにトレードでやってきて参りました。選手、チームメートの皆さんにたくさん支えられ、監督、コーチにも恵まれ、たくさんいい思いをさせていただきました。本当にありがとうございました」と仲間に感謝した。
ファンへの感謝の思いも口にした。「大勢のジャイアンツファンの皆さん、たくさんのご声援本当にありがとうございました。特に今年初スタメン、中日戦でのあの大声援は鳥肌が立つぐらいびっくりしたし、興奮しました。日本一の応援だと思います。本当にありがとうございます」と言葉を紡いだ。
スピーチの後は、立岡コールや自身の応援歌が鳴り響く中で場内を一周。最後はホームベース付近で監督、チームメートから背番号と同じ23回の胴上げで送り出された。
立岡はソフトバンク、巨人で16年間プレー。通算498試合に出場した。来季からは、巨人の3軍外野守備兼走塁コーチに就任する。
