Jリーグ理事を務める元日本代表の小野伸二さん(45)による小1~6年を対象にしたサッカー教室イベント、「Jリーグ×小野伸二スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by明治安田」の第14回アルビレックス新潟開催が30日、新潟市のデンカスワンフィールドで行われた。
講師の小野さんと、新潟U-18の監督を務める内田潤さん(47)は約130人の参加者と、ミニゲームや気候変動について考える「サステナトーク」で交流した。小野さんは「最初はシャイな感じがありましたが、ピッチに出たら元気が出てサッカーを楽しんでくれていました」と笑顔を見せた。
ピッチではドリブルやリフティングのコツを伝授した。「小さい頃に参加したセルジオ越後さんのサッカー教室が印象に残っている。僕のことを知っている小学生はいないかもしれないけど、大人になった時に『あれが小野伸二だったのか』と、思ってくれるぐらいでいいと思っています」。
ミニゲームでは現役時代と変わらない巧みなボールさばきを見せ、子どもたちを翻弄(ほんろう)。ノールックパスやボディーフェイントなどで相手の「裏を」取るサッカーの醍醐味(だいごみ)をプレーで示した。「上手な子がたくさんいた。明るい新潟の未来があるんじゃないかな。楽しみです」と期待した。【小林忠】