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【阪神】近本光司「僕らも頼れますし、後輩からも頼れる存在」同学年・大山悠輔の残留に喜び


阪神タイガースの外野手、近本光司選手が、大山悠輔選手のFA残留決定を喜んでいます。大山選手はチームに残り、来年も優勝を目指す意向を表明し、近本選手は「一緒に頑張ろう」と励ましの言葉を送りました。選手会納会での交流が大山選手の心境を変えたとされ、近本選手は大山選手を「頼れる存在」と表現。来季、近本選手も国内FA権の要件を満たす可能性がありますが、まずはV奪還を目指しチームをリードする意気込みを示しています。

23年11月、優勝パレードで、手を振る阪神大山(左)と近本(代表撮影)

阪神近本光司外野手(30)が目を細め、ほおを緩めた。「うれしかったですね」。この日の昼、FA残留を決意した大山から直接電話をもらった。「またタイガースで優勝したいねとは言っていたので、また来年できるように一緒に頑張ろうという話をしました」。6年間ともに戦ってきた仲間の決断を喜んだ。

前日28日には選手会納会で会話を交わした。「最近どうしてんの? ぐらいです」。悩み抜く大山の胸中を察していた。残留の発表を受け、「いろんなストレスがあったと思いますし、本人もすごくつらいと思うので。本当に決まってよかったなと思います」と素直な思いを語った。

大山も会見で、前日の選手会納会で多くの選手やスタッフと会話し、心境の変化があったことを明かした。近本は、大山が悩み抜きながら、周囲に気を配る様子が印象に残った。「若い子たちにもすごいコミュニケーション取ってますし、昨日(28日)もよくしゃべってるなというのを見ていた。先輩からも頼られるし、僕らも頼れますし、後輩からも頼れる存在」。入団年こそ近本が大山の2年後だが、学年は同じ。背番号3の存在はチームに大きな影響を与えることを強く感じている。

7年目を迎える来季は自身も、順調なら国内FA権の要件を満たす。「まだ取ってないことですし、何も言うことはないかなと。言えることもないです」とまずはV奪還が第一だ。「プレーで引っ張っていくことが大事。自分のできることをしっかりとやりたいなと思います」。頼れるリードオフマンが来季も大山とともにチームを引っ張る。【村松万里子】

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