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【阪神】「成功」のドミニカ共和国現地テスト 12月の第2回は和田豊コーディネーターが同行


阪神タイガースがドミニカ共和国で行うトライアウトを続ける。これは、同国や周辺国出身の才能ある選手を日本で育成し、チームに貢献させるという戦略の一環。2023年1月に最初のトライアウトが行われ、そこで見出された選手が結果を出しており、球団内ではこの試みが成功と見なされている。今後、和田豊氏を含む球団スタッフが現地を訪問し、新たな才能の発掘に注力する予定。村上監督もこの展開を評価し、1軍での活躍が期待されている。来年には2軍施設が尼崎に移転し、さらに外国選手の育成に力を入れる計画がある。

阪神和田2軍監督(2024年7月撮影)

阪神が12月上旬にドミニカ共和国で球団主催のトライアウト(入団テスト)を実施することが29日、分かった。球団関係者らが一両日中に渡航する。1・2軍打撃巡回コーディネーターに就任した和田豊氏(62)が初めて同行する。

同国でのトライアウトは球団初だった今年1月に続いて2回目。同国や周辺国出身で、能力はあるが殻を破れないような選手を、日本で鍛え上げるという阪神の新たなチャレンジ。第1回は当時、球団本部付スペシャルアシスタントだった藤川球児監督(44)も現地で人選に携わった。

そこで素質を見込んだベタンセス、マルティネスの両右腕と育成契約。24歳だった2人は若手選手とともに寮生活を送りながら、2軍戦で腕を磨き、日本の文化にも野球スタイルにもフィットした。ベタンセスは今秋キャンプの紅白戦で161キロをマークして、監督も高く評価。ともに来季の残留が決まり、1軍戦力の期待も高まっている。今夏にはパナマでも入団テストを行い、内野手のアルナエスと育成契約を結んだ。

和田コーディネーターは今季、2軍監督として2選手に深く関わった。軌道に乗った経緯も熟知している。その経験を元に、プレーや性格面から判断して新たな逸材探しにあたる。

今年、2人の育成がスムーズにいったことで、球団内では試みを「成功」と位置づけている。来年は2軍本拠地の尼崎移転元年。合宿所や、練習施設が大幅に拡充される。外国人も含めて、「育成の阪神」がさらに本腰を入れていく。

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