全国高校サッカー選手権に出場する山梨学院(甲府市)は29日、同校サッカー部員を含む複数男子生徒が修学旅行中に盗撮行為を行ったことに対し、「本校進学コースの修学旅行中に起きた生徒の不適切な行動に関する報道について」と題し、公式声明を発表した。
「あくまでも個人の過ちであり、サッカー部の組織的な行動ではないと判断しており、連帯責任による選手権大会出場辞退という選択はいたしません」とし、予定通り全国選手権には出場することになった。当該部員は20日間の停学処分に科されており、大会には参加させない。
公式声明は次の通り。
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標記の件につきまして、日頃より本校にご支援をいただき、また、ご関心を寄せていただいている皆様に不快な思いやご心配をおかけしていることを深くお詫び申し上げます。
この報道に関連し、本校の第103回全国高校サッカー選手権大会出場に関するさまざまな憶測が広まっていることを懸念し、この場にて学校の対応をお伝えさせていただきます。
今回の生徒の行動は、少年としての軽率な行為として済ませることのできない恥ずべき行為でした。学校としては未遂であっても教育機関として断固とした姿勢を示し、該当の生徒には相当の処分をして今後もこの少年たちの指導を続けていくことが適切な教育指導だと考えており、すでに該当生徒は停学処分期間中です。
また、学校としては今回の件はあくまでも個人の過ちであり、サッカー部の組織的な行動ではないと判断しており、連帯責任による選手権大会出場辞退という選択はいたしません。
しかしながら、本件に関わりカメラ付携帯電話により、撮影を試みようとした生徒は、行為の重大性を深く認識させ深く反省を促すためにも停学処分解除後も今回の全国高校サッカー選手権大会に出場させることはいたしません。
該当生徒たちは自分たちの無責任な行動に関してその責任を負うことは当然のことですが、すでに停学処分によりその罰を受けており、反省の日々を過ごしております。このような中で、インターネット上での中傷、事実と異なる文言等によって責めつづけられることは教育的見地からも見るに忍びなく、皆様にはご賢察とご理解をいただきますようお願いいたします。
2024年11月29日
校長 吉田正