DeNA柴田竜拓内野手(30)が29日、横浜市内の球団事務所で契約更改を行い、年俸5200万円から500万円減の4700万円でサインした。「個人的にはもっとアピールしたい。チームとしては日本一になりましたけどリーグ3位に終わって、その現実を受け止めていると思うので、満足している人はいないと感じました。日本一になりましたけど、それはもう過去のこと。来年、リーグ優勝を目指していきたい」と来季へ目を向けた。
今季は82試合に出場して、主に守備固めとして勝ち試合を締める役割でチームに貢献。打率2割6分1厘、出塁率はキャリア最高の3割7分と選球眼よく仕事をこなした。7犠打をマークするなど、いぶし銀の活躍で支えてきた。
日本シリーズでは2連敗後、キャプテンの牧の呼びかけで開かれたミーティングで桑原、山崎とともにナインの前に立って話した。年齢的にもベテランに差しかかり、チーム全体を見渡す役割も求められる。「もちろん今季、キャプテンは(牧)秀悟でしたけど、筒香さんも帰ってきて、プレーだけでなくそういう姿も改めて大切だなと感じさせられました。チームとして最後、日本一になれたというのは事実なので、方向性は見えたというか、選手で動けたのは大きかった。そこの1つのピースとしての役割は必要だと思うので、そこになれたらというかならないといけないと思います」とチームのためにできることを模索していく。(金額は推定)