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【C大阪】今季限りで引退の37歳山下達也が鹿島戦ベンチ入り「最後のホーム戦すごく感慨深い」


セレッソ大阪の主将DF山下達也が、今季限りで現役を引退することが発表されました。プロ19年目となるベテランの山下は、ホーム最終戦となる鹿島アントラーズ戦でベンチ入りが決定し、出場すればJ1通算150試合目となります。長年、怪我に悩まされながらもチームを支え続けた山下は、兵庫・明石市生まれ、御影工から入団し、途中で他のチームに移籍後もC大阪に復帰しました。今シーズン限りで退任する小菊監督の後に、山下の引退セレモニーが行われる予定です。山下は冗談を交えつつ、最後の試合に向けて緊張感を持ちながら臨む姿勢を示しました。既にチケットはほぼ完売状態で、スタジアムは満員の観客で溢れる見込みです。

C大阪山下(24年10月24日撮影)

今季限りで現役を引退するセレッソ大阪の主将DF山下達也(37)が、30日の今季ホーム最終戦となる鹿島アントラーズ戦に、ベンチ入りすることが29日、決まった。

小菊昭雄監督(49)がこの日のオンライン取材で「山下達也は明日、メンバー入りします」と宣言。けがなどコンディション不良に苦しんできたプロ19年目の大ベテランは、23日の関西学生選抜との試合で実戦復帰していた。

ベンチ入りは7月6日東京ヴェルディ戦以来で、出場すれば6月15日浦和レッズ戦以来、今季4試合目、J1通算150試合目になる。

山下もこの日、取材に応じて「この刺激的な世界で、最後のホーム試合なのですごく感慨深い。いつも通り大事な試合なので、その中の1つというメンタルで挑みたい。調整は難しかったが、何とか試合に出られる体にはもってこられたと思う」と、冷静に話した。

ホーム11連敗中という最も苦手な鹿島に、山下の出番は最終盤になりそうだ。

本人は「(出場する状況として)みんなには2-0にはしておいてくれ、と言いました」と冗談を言いつつ、「緊張感の中でやる最後の試合なので、そこはしっかり味わいたい」と、意気込んだ。

試合後は、今季限りで退団する小菊監督のあいさつの後に、山下の引退セレモニーが行われる。

センターバックの山下は兵庫・明石市生まれ。御影工から06年、1学年下のMF香川真司(35)とともに入団した。途中で北海道コンサドーレ札幌、柏レイソルに移籍したが、C大阪に復帰。積み重ねた数字はJ1通算149試合7得点。晩年はアキレス腱(けん)痛や腰痛と戦いながら、ここまでたどり着いた。

チケットは完売に近い状態で、29日午後4時の時点では、ビジターサポーター自由席など一部しか残席はない。【横田和幸】

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