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【楽天】岸孝之、1000万増の2億2000万円 12月で40歳も「キャリアハイは常に目標」


楽天の岸孝之投手は、仙台市の球団事務所で契約更改に臨み、年俸を1000万円増の2億2000万円とした。今シーズンは22試合で6勝11敗、防御率2.83を記録し、143回1/3を投げて3年ぶりに規定投球回数に到達した。しかし、勝ち星と負け数が倍差であることに不満を持ち、来季の目標として「一年ロテーションを守り、優勝を狙う」と決意を示した。また、節目の40歳を迎えるにあたり、「初心に立ち返り、より良いピッチングを目指す」と語った。若手にライバル心を燃やし、過去の自分を超えるとともに、後輩に負けない決意が強い。日本代表の田中将投手の自由契約については驚きを隠せず、「一緒に優勝したかった」と語った。

契約更改交渉に臨んだ楽天岸(撮影・山田愛斗)

楽天岸孝之投手(39)が29日、仙台市内の球団事務所で契約交渉に臨み、1000万円増の年俸2億2000万円で更改した。今季は22試合に登板して6勝11敗、防御率2・83。143回1/3を投げ、21年以来3年ぶりの規定投球回にも到達した。「防御率も去年よりもいい、イニングも去年よりも投げた。とはいえ、勝ち星と負けの数が倍ぐらい違う。もっと逆になるぐらいのピッチングをしたい」と力を込めた。

来月4日には節目の40歳を迎える。プロ入りした当初は、その年齢までプレーするとは思っていなかったという。「初心にかえるじゃないですけど、ちゃんと自分をもう1度見つめ直して、やれることはやってきたい」。若手に対するライバル心とともに過去の自分を超えたいという思いは強い。「毎年、年を重ねて、年をとっても、やっぱりキャリアハイは常に目標としてはある」と語った。

来季の目標を「一年ローテを守って優勝」と色紙に記した。「後輩たちに負けない、やっぱり年だからローテ守れないでしょうとか、(登板を)1回飛ばそうかとか、そういうのをなんか考えてほしくないなっていうのもやっぱありますし、そう思わせたくない」と決意を込めた。

21年からチームメートの田中将が自由契約となることが決まった。「びっくりしましたよ。連絡をしてきてくれて、話聞きましたけど、やっぱ一緒に優勝したかったなと。せっかく同じチームでできることになってうれしかったですし、一緒に優勝したかったなっていうのはありますけど、寂しいですよね」と話した。(金額は推定)

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