中日涌井秀章投手(38)が29日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、1000万円減の9000万円で更改した。
プロ20年目の今季は16試合に先発して、通算500試合登板(505試合)をクリアしたが、夏場には右広背筋肉離れを発症するなど故障に苦しみ勝ち星は3勝にとどまった。来年6月に39歳となる右腕は「20年やってきた中で初めてのケガ。もったいなかった。(来季は)1年しっかり投げて規定(投球回)も達成したい」と目標を掲げた。
目標達成へ今オフもランニングを中心に体を鍛え続ける。年明けからの自主トレには投手転向4年目となる根尾も参加が決まった。「頑張って一生懸命やっている選手は応援したいと思うのでもし興味があるなら来てもいいよと(伝えた)。可能性は無限にある。会話もいっぱいしたいですね」と飛躍を期す根尾とともに、自らもさらなる成長を目指す。
通算200勝まであと38勝。「実際に近づいてこないとわからないが、やっていく中で達成したい数字。遠い数字だが、それに向かって勝負しないといけない時だなと思っています」。またチーム投手最年長となる年齢については24日に行われた球団OB会で同席した山本昌氏(59)から「あと12年だな、とサラッと言われたのでそこを目指してやっていきたいなと思います」と50歳現役も視野に来季に備える思いも明かした。(金額は推定)