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【神戸】今節にもV…吉田孝行監督「大事なのは天皇杯優勝に満足しないこと」柏戦に集中


ヴィッセル神戸はリーグ首位を保持し、柏レイソルとの試合に向けて準備を進めています。明日の試合で引き分け以上の結果を出せば、残り2試合の状態で今季の優勝が決まる可能性があります。チームは既に天皇杯を優勝しており、今季2つ目のタイトルが視野に入っていますが、吉田孝行監督はチームに一戦一戦に集中するよう訴えています。柏戦は過去6試合で未勝利(2分け4敗)となっており苦戦が予想されますが、DF山川哲史は「絶対負けないように戦いたい」と意気込んでいます。

柏戦前のオンライン取材に応じる神戸DF山川哲史(C)VISSEL KOBE

ヴィッセル神戸は29日、神戸市内のいぶきの森球技場で非公開練習を行い、翌日の柏レイソル戦(三協F柏)に向けて調整した。

リーグ残り2試合で、2位のサンフレッチェ広島に勝ち点3差で首位に立つ神戸は、柏戦で引き分け以上の結果を出せば、12月1日に試合を控える広島の結果次第では今節にも連覇が決まる。

23日に天皇杯を制した神戸にとって、今季2つ目のタイトルが迫っている状況だが、吉田孝行監督(47)はあくまで目の前の試合に集中することを求めた。「今一番大事なのは、天皇杯優勝して満足しないこと。明日の試合に全てをみんながぶつける。そういう雰囲気もで出てきているので、みんなでやりたい」。作り上げてきた戦いに自信があるからこそ、自分たちのサッカーを徹底することを強調した。

柏は今季17位と苦しんでいるが、神戸にとってはリーグで21年から6試合勝てていない(2分け4敗)相手。今季も2節にホームで0-1で敗れており、DF山川哲史(27)は「残留争いをしているが、レベルの高い選手がそろっていて、特に前線には能力の高い選手が多い。そこを確実に抑えたいし、まずは気持ちで絶対負けないように戦いたい」と警戒し、引き締めた。

12月3日にアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の浦項(韓国)戦を控える神戸は、2位広島の試合がある1日に韓国へ移動予定。リアルタイムでライバルチームの結果を追えない可能性もあるが、指揮官は意に介さず。「勝たなきゃ始まらない。自分たちは明日の試合にまずは勝つ。そこで勝ち点を得てから次のチームの結果を見たい」と話し、直近の試合での勝利に向けて集中した。

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