巨人浅野翔吾外野手(20)が飛躍へのキーワードを授かった。28日、神奈川・大磯町のゴルフ場で開催された納会ゴルフに参加。ラウンド前、同組の阿部監督からプレゼントを渡された。ゴルフ用のシャツで、背中には「PLAY GOOFING」の文字がプリント。意味は、遊び心で-。浅野は「野球でもちょっと余裕を持ちながらやっていきたい」と受け止めた。
人生初ラウンドはスコア119。指揮官と野球の会話はせず、ゴルフの技術、マナーなどを指南された。緊張と楽しさが入り交じる貴重な時間を過ごした。
来年3月には大谷、山本を擁するドジャース、今永、鈴木を擁するカブスとのプレシーズンマッチも決まった。「名前負けしないように頑張りたい」と目を輝かせた。投手大谷とも対戦する可能性もあり、「たまたまでも打てたら自信になると思う。思い切ってどんどんスイングしたい」と心待ちにした。
来季に向け、阿部監督からは「飛躍の年になってほしい。レギュラーを確約されたわけじゃないからもう1回競争だと思って」と期待を寄せられた。最終ホールではロングパットを沈め、指揮官含めギャラリーを湧かせた浅野は「来年は自分が打って喜んでもらいたい」。野球に真剣に向き合う中で遊び心も忘れず、結果を求める。【上田悠太】