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【阪神】小幡が遊撃レギュラー奪い全試合出場宣言「体を作ることに一番取り組む」今季は負傷離脱


阪神タイガースの小幡竜平内野手は、年俸2500万円で契約更新を結び、次シーズンに向けて全試合出場を目指す意気込みを語った。今シーズンは怪我に泣かされた彼だが、オフシーズンには肉体強化に専念し、また出場機会を増やす考え。木浪の離脱によるチャンスを活かし、連続安打を記録して手応えを感じていたが、怪我での離脱も経験した。一方、経験豊富な選手たちから体調管理の重要性を学び、準備に時間を割くことの大切さを認識。具体的に143試合すべての出場を目標に掲げて練習に励んでいる。彼にとって過去最多の出場は54試合に過ぎないが、次シーズンでは遊撃のレギュラー獲得に向けての決意が固い。

契約更改を終え笑顔を見せる小幡(撮影・加藤哉)

遊撃レギュラー奪って全試合出場だ! 阪神小幡竜平内野手(24)が27日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、400万円アップの年俸2500万円でサイン。ケガに泣いた今季を振り返り、「143試合全部出たいという気持ちがより強くなりました。それだけの体をオフに作るということに一番取り組みたい」。肉体強化からの定位置奪取を宣言した。

今季は開幕遊撃スタメンの木浪が左肩甲骨骨折で6月中旬に離脱。巡ってきたチャンスに自己最長の11試合連続安打などで応え「すごく来年につながるなと感じた」。だが、7月17日巨人戦(東京ドーム)の走塁中に左太もも裏を肉離れ。チャンスを手放した。

身をもって体の強さの重要性を体感。全試合出場へ、経験者の近本や中野を見ても「やっぱり体が強い。練習に入る前に準備もしていますし、トレーニングもそう。それだけやれば1年間戦えるんだなというのは見ている」。道しるべとなる存在が身近にいるのもプラスに働く。

自ら143試合という数字を掲げたのも「もっと具体的な数字を出したほうが目標に向かっていける」から。小幡自身、高卒2年目の20年に出場した54試合が最多だ。「常にレギュラーを目指して頑張るだけ」。監督が代わっても目指すラインは変わらない。24歳が遊撃定位置奪取に燃えている。【林亮佑】

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