アストロズからFAとなった菊池雄星投手(33)がエンゼルスと3年総額6300万ドル(約97億7000万円)で契約に基本合意したと、複数の米メディアが25日(日本時間26日)伝えた。
菊池には多くの球団が興味を示していると代理人ボラス氏が11月上旬のGM会議の席で話しており、時間をかけた争奪戦が続くとみられていたが、ストーブリーグ序盤の電撃的な合意だった。19年からマリナーズと3年4300万ドル、22年からブルージェイズと3600万ドルの契約を結んでおり、エ軍とは自己最高額の大型契約となる。
エ軍は今オフ、すでに通算97勝81敗の先発右腕ヘンドリックス、通算123本塁打のダーノー捕手をFAで獲得し、19年本塁打王のソレア外野手をトレードで獲得と補強に積極的。大谷翔平投手(30=ドジャース)が所属していた6年間も含め9年連続負け越しが続き、今季は球団史上ワーストの99敗を喫したエ軍が必死に戦力アップを目指している。7月のトレードでア軍に移籍した後の菊池は10試合で5勝1敗、防御率2・70とエース級の働きをしており、USAトゥデー電子版は「来季の開幕投手の可能性もある」と伝えた。