阪神岡留英貴投手(25)が26日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸840万円から1160万円増の年俸2000万円でサインした。
春季キャンプでMVPに選ばれるなど岡田彰布前監督(67)に高い期待を受けた3年目。ブルペン要員としてさまざまな場面を任され、35試合で1勝無敗、1セーブ、6ホールド、防御率2・84だった。
「1年間頑張ってくれたという感じで声をかけていただきました。悔しい場面もうれしい場面もいろいろ経験できて、来季につながるような1年だったと思う。でも、キャンプMVPだったけど、ここからという時にうまくいかなかった。ファームに落ちたりもして。後半は優勝争いに少し力になれていたと思うので、最後にそういうところまで持っていけたというところは良かったです」
質量ともに12球団屈指の層を誇るブルペン陣。その中で、来季はさらに存在感を高めたい。
「最低50試合(登板)は僕の中で1つの目標なので。1年間しっかり1軍にいられれば投げられる数字。その中でホールドや、いいところで投げて、少しでもチームの勝利に貢献できるようにしていきたいと思います」
年明けには3年連続で、青柳晃洋投手(30)と合同で自主トレを行う予定。「尊敬する先輩」と慕うサイド右腕は今オフ、ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指しているが「いろいろと吸収させていただいている。まだ勉強させていただきます。(青柳は)常に新しいところにチャレンジするイメージがあります」と、貴重な時間を無駄にするつもりはない。
(金額は推定)