阪神OBの掛布雅之氏(69)が25日、次期OB会長に就任することを初めて自らの口で明かした。大阪市内で行われたタレント山田雅人(63)の「かたりの世界」にゲスト出演。イベント内で山田氏から「OB会長!」と振られると、「まだ会長になっていない。OB会の承認をまだ得ていない。今月30日に川藤さんから僕にバトンを渡すんです」と詳細な流れを示した。同日のOB総会で会長を務めてきた川藤幸三氏(75)に代わる第7代会長に承認され、正式就任となる。
「一応みなさんの前で承認されないとOB会長と言えない部分がありますので」と前置きした上で、川藤氏からの熱心な勧誘で決心したことを明かした。「もうやめられませんので。退路を断たれた感じです」。
川藤氏が甲子園と東京ドームでOB戦を実施した功績などを挙げ「非常にいい思い出をつくってくれた会長。そこからバトンを渡されるので、それなりにプレッシャーを感じながら僕なりに話を進めたい」と掛布色の職責を思い描いた。藤川球児新監督(44)には「非常に勉強熱心な監督ですから、いろいろ岡田監督とは違う野球を見せてくれる」と期待を込めた。【林亮佑】