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【阪神】「優勝グセ」藤川監督「来年以降ずっと強いタイガースへ」球団納会で常勝軍団化宣言


阪神タイガース新監督の藤川球児氏は、大阪市内で開かれた球団の納会で常勝軍団化を宣言しました。彼は「一発目から強いタイガースを目指し、優勝を繰り返すチームにしたい」と力強く述べました。これに呼応して、杉山オーナーは「頻繁に優勝できる体制を希望する」と述べ、今後のリーグ優勝に期待を寄せています。藤川氏は、そのために「おごりを持たない、慣れない、冷めない」という3つの方針を掲げ、チームの一体感を強化する必要性を強調しました。また、「凡事徹底」のスローガンを掲げ、小さなことを大切にする姿勢が常勝への鍵であるとしています。昨年の18年ぶりのリーグ優勝をさらなる常勝の始まりと位置づけ、来季への意欲を示しました。

球団納会に出席し岡田オーナー付顧問(右)らと話す藤川監督(撮影・加藤哉)

「優勝グセ」つける! 阪神藤川球児監督(44)が、25日に大阪市内のホテルで行われた球団納会で常勝軍団化を宣言した。

「岡田監督に育てていただいたチームで、私は一発目からやっていきたい。来年以降ずっと強いタイガースへ。一番上にいきましょう!」。選手、コーチ、スタッフ。ともに戦うたくさんの仲間たちを壇上から見渡しながら、力強く言い切った。

藤川監督がスピーチした直前、杉山健博オーナー(66)が呼びかけていた。「半世紀を見ても、20年に一度の優勝。物足りない。最低でも2、3年に一度の優勝を切に願っている。そのためにも来季はリーグ優勝。優勝グセをチームに植えつける。ご理解いただきたい」。指揮官も、真っすぐな目でしっかり聞いていた。そして、力強くうなずいた。

「当然です、当然、当然。普通のことを言ってるだけだと思います。ペナントレース1週間6試合とか、連休を挟んで9連戦があったとしても十分に、戦えるような選手たちを持ってますから」

昨季は18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一を成し遂げたが1年で満足してはいけない。これからはその歓喜を連続させる。そのために、指揮官が求めるのは熱いチームであること。具体的な方針として3つの「ない」を挙げた。

「おごりを持たない、慣れない、冷めない。荒ぶった状態でグラウンドに出る。冷めてしまうような組織をつくるわけにはいかない」。油断せず、強気で攻めるために「3ない」を提唱。再びチームとして集結する来春キャンプのテーマには「凡事徹底」を掲げた。「次の1イニングもそうだし、次の1アウトも次のヒット1本、次の出塁もそうだし。常にその1つずつを大事にするのが凡事徹底」。当たり前のことを当たり前に、一生懸命取り組むことが頂点への道となる。2年ぶりのリーグ優勝から、常勝時代をつくる。【磯綾乃】

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