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【阪神】梅野隆太郎、現状維持1億6000万円「申し訳ない数字」来季キャリアハイでV奪回へ


阪神タイガースの梅野隆太郎捕手が契約更改を行い、現状維持の1億6000万円で来季が最終年となる4年契約を続けることが決定しました。会見で梅野選手は「今季の個人成績には満足していない」とし、来季へ向けて打撃の向上を目指す決意を表明しました。今季、梅野選手は捕手として1000試合出場を達成したものの、打率2割9分2厘、本塁打0という結果に終わり、数字面での悔しさをにじませました。藤川監督から「力がないベテランはいらない」と鋭いげきを飛ばされ、自覚を持ってプレーする必要性を強調しています。梅野選手は「監督の期待を良い意味で裏切り、個人的にもキャリアハイを目指す」と力を込めました。

契約更改を終え会見を行う梅野(撮影・加藤哉)

キャリアハイで藤川監督の期待を裏切ります! 阪神梅野隆太郎捕手(33)が西宮市の球団事務所で契約交渉を行い、現状維持の1億6000万円で更改した。今季が3年契約の3年目とみられていたが、自ら4年だったことを明かし、来季が最終年となる。

会見では何度も「数字」という言葉を繰り返した。「(今季は)個人として申し訳ない数字。来シーズンは反省を生かしてレベルアップ、打力の向上。プレーでも数字でも引っ張っていきたい」。野手最年長でプロ12年目を迎える来季へ、強い覚悟をにじませた。

今季は7月20日の広島戦(甲子園)で阪神の生え抜き選手では初めて捕手として1000試合出場を達成。だが、打率2割9厘、15打点、8年ぶりの0本塁打は満足できるものではなかった。「若い選手と競い合いながら、負けん気をもって。まだまだ成長過程で自分自身も向上心を持って戦っていきたい」。貪欲に進化を求め、自らを鍛え抜くオフにする。

藤川監督とは現役時代にバッテリーを組み、「考え方を広く教えていただいた」と感謝する。その指揮官から10月中旬の就任会見で「力がないベテランは必要ない」とゲキを飛ばされた。表情を引き締め「結果が大事。監督の言う通り、自覚を持ってやっていかないといけない立場」ときっぱり。「いい意味で監督の期待を裏切るようなプレーで、結果を残して最後に監督を胴上げできるように。個人的にもキャリアハイを目指したい」と力を込めた。結果と背中でV奪回をけん引する。【村松万里子】

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