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【広島】栗林良吏が大瀬良ロード歩む「パフォーマンスを上げることが一番大事」手術から順調回復


広島栗林良吏投手は、クリーニング手術を受けた右ひじのリハビリ状況について「経過は良好」と語った。12月はノースロー調整を続け、年明けから投球強度を徐々に上げる計画。今季は自己最多の登板数とセーブを記録したが、負け数を減らすことが来季の課題。先輩である大瀬良投手のようにパフォーマンス向上を目指す。来春に向け、慎重にリハビリに取り組む意向を示した。

2024年11月23日、ファン感謝デーでファンと記念写真におさまる広島栗林(右から2人目)

健康診断のためマツダスタジアムを訪れた広島栗林良吏投手(28)が24日、クリーニング手術を受けた右ひじのリハビリ状況について語った。「経過は良好だと思っています。慌てずに。ここからオフに入りますけど、自分で管理しながらやれたら」。例年ノースロー調整の12月は、今年も投げずにリハビリ中心のメニューを継続する。年明けから段階的に投球の強度を上げていく予定だ。

今季は60試合登板で0勝6敗、12ホールド、38セーブ、防御率1・96をマークした。登板数とセーブ数は自己最多を更新も、敗戦数を減らすことを来季の課題に挙げる。「自分が任されている立場、ポジションで、38セーブ挙げたことよりも、注目しないといけないのは負けの数だと思う。負けの数が4つ少なければ、チームも優勝争いにもっと食い込んでいたと思います。セーブ数より負けの数が来シーズン、こだわらないといけないと思っている」。守護神として、来季は再び“失敗しない男”を目指す。

そのための手術でもあった。思い描くのは、同じクリーニング手術から完全復活した先輩が歩んだ同じ道だ。「大瀬良さんのようにパフォーマンスを上げることが一番大事だと思っている。大瀬良さんを目標にして、手術明けのシーズンでしっかり結果を出せれば、次に手術する人にとってもマイナスな手術じゃないと思う」。万全の状態で来春を迎えるため、リハビリの冬を過ごす。

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