<ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12:侍ジャパン9-6台湾>◇23日◇東京ドーム
侍ジャパン清水達也投手(25)が“奇跡のまぐれキャッチ”で火消しに成功した。
7四球と制球に苦しんだ早川隆久投手(26)が、押し出し四球を与えて1点差に迫られた直後の5回無死満塁から2番手で登板。5番の潘傑楷と対峙(たいじ)し、いきなり2ボールとなって「死んだと思ったっす」と覚悟しながらも味方を信じて投げ込んだ。
3球目の146キロ直球で強烈なゴロに目線を背けながら、グラブを差し出すと、ボールはグラブに収まった。本塁へ送球して投-捕-一の併殺に。「もうゲッツーとってノリノリで投げました」と興奮交じりに振り返った。続く江坤宇は7球目のフォークで空振り三振に仕留め、絶体絶命のピンチを無失点で切り抜けた。
清水は試合後、投ゴロの捕球について「奇跡使いました。運使っちゃいました。あとあとみてみたら、全然顔はボール見てないし、長年の勘で捕れました。完全にまぐれです」とミラクルキャッチを振り返った。